Google Data Portal を 久しぶりに使ったところ、コミニティの<wbr>可視化と<wbr>コンポーネントいう機能が増えており、気になって少し触ってみました。
触ってみた結果を記載します。

[TOC]


Data Studio Community Visualizations とは何か?

一言でいうと、グラフを自作できる機能です。Data Portal Connect to Dataいう機能は既に存在しますが、こちらは、接続先データソース のコネクタを作成する機能で、それに対して可視化方法を自作する機能になります。

現状は、ベータ版(開発版)ですが、既にいくつか グラフが公開されておりそれらを使うことができます。

以下、Data Portal の Community Visualizations ヘルプページのリンクです。
コミュニティ由来ビジュアル表示(デベロッパー プレビュー) - データポータルのヘルプ

旧名称である Data Studio と、新しい名称である Data Portal が入り混じっていてややこしいですが、公式ドキュメントの合わせてこの記事上もいりまじります。


Treemap の使い方

1. グラフの種類

公開されているグラフは以下の6つです。

  1. [Showcase] Sankey diagram

  2. [Showcase] Sunburst

  3. [Showcase] Calendar visualization

  4. [Showcase] Line chart with errors › Page 1

  5. [Showcase] Bar chart with error

  6. [Showcase] Treemap visualization

この中に、Treemap があり、Google Search Console のデータを上手いこと描画できそうでしたので、これを使って見ようかと思います。

2. 新規 データポータル の レポートを作成、データソースを選択する。

新規 データポータル の レポートを作成し、データソースを選択します。
2019-01-16 0.07.17.png - Google ドライブ

3. データソースを選択として、Search Console を選択する。

データソースとして、Search Console を選択します。
2019-01-16 0.11.26.png - Google ドライブ

4. 対象のサイトの、 URL のインプレッションの表を選択する。

対象のサイトの、 URL のインプレッションの表を選択します。
2019-01-16 0.15.52.png - Google ドライブ

5. コミニティの<wbr>可視化と<wbr>コンポーネントクリック、コンポーネント ID を入力する。

gs://public-community-viz-showcase-reports/treemap コンポーネント ID として入力します。

2019-01-16 0.20.09.png - Google ドライブ

入力後、ビジュアル表示が無効になっている旨のメッセージが表示されます。これを有効にします。
2019-01-16 0.22.11.png - Google ドライブ

6. コミニティ由来ビジュアル表示のアクセスをオンにする。

対象のグラフを選択し、データソースの編集ボタンをクリックすると以下の表示になります。
2019-01-16 0.31.24.png - Google ドライブ

コミニティ由来ビジュアル表示の<wbr>アクセス選択して、これを オンにして、完了をクリックします。
2019-01-16 0.34.38.png - Google ドライブ

7. Treemap の ディメンションの選択

Query Landing Pageディメンションとして選択すると以下のような表示になります。
2019-01-16 0.51.39.png - Google ドライブ

スタイル で、Show Level 1 labels?選択すると以下のような表示になります。
ラベルの大きさに対して、Treemap が小さい感じの表示になり、よく見えませんがこれはこれでいい感じに思います。
2019-01-16 0.55.24.png - Google ドライブ


参考

以下、参考にした情報になります。
* 意外と簡単!Google Data Studio のコネクタの作り方(Qiitaのデータを表示する) - Qiita

Treemap に関してはですが、結構固まる、且つ、まだレイアウトがいい感じで表示できません。
ただ、描画方法が変わると同じデータを見ていても気づく観点が違う。ということもありバリエーションが増えるのは良いことかと思います。
自分で作るまでは個人的に到達できないですが、これからも定期的にウォッチングをかけようかと思います。


追記 標準のグラフとして使用できるようになった

2019 年 7 月 18 日 のリリースで標準のグラフとしてツリーマップが使用できるようになりました。
表示の具合は、Community Visualizations とは異なりますが、ディメンションの数が3つ以上指定でき、且つ、Community Visualizations よりもパフォーマンスが良いように思いました。
ツリーマップ リファレンス - データポータルのヘルプ
今後も、Community Visualizations から格上げでグラフが追加されていくのかもしれません。

以上です。

コメント