たぶん発売したてに、代官山の蔦屋でリモートチームでうまくいく立ち読みして、ニアショア開発チームに仕事お願いしている身としては、リモートワークしていないけど、ちょっとぐっとくることろがあり、ぐっときたまま、1年くらいたった。

今年に入ってから、近所の古本屋で本眺めていたら、リモートチームでうまくいくおいてあって、『あっ』って思って買い、GW休みに、国営ひたち海浜公園ネモフィラ見に行った帰りの高速バスの中で、読んでいた。

自分はリモートワークをする人ではないが、通勤がだるい、家賃が高い(が収入はそれほど高くない)というのがあり、どこか家賃の安い地域に引っ越して、東京の企業でリモートワークして働く(給料は東京のをもらう)というのに、興味があり、奄美大島1が、フリーランスの移住を歓迎している?とか、佐賀に旅行に行った時に、川側の公園の机のFREE WI-FI スポット2あって、「晴れてたら、ノートPC持ってここで仕事ができよ。引っ越す?」、「いいよ。」というやりとりを奥さんとしたり、クラウドワークスの仕事を見ていたりする。
仮に自分が、IT環境の整った地方に移住し、そこで働くとしたら、転職活動を頑張ってしない限りは、自産自消系の会社か、リアショア開発を主に行う開発会社で、
働くことになるのかと思う。

ニアショア開発のメリット3一つとして、「地域格差を利用して開発費用削減」というのがあるのだが、これをやられると雇われてる側は、「地域格差により、(都心に勤めてた時に比べて)収入減」は発生する。が、都心の発注側からすると、ニアショアと都心の開発会社で、発注費用変わらなければ、特にのっぴきならぬ事情がなければ、「都心の開発会社」を選ぶのだろう(と自分は思う)。この「自分が思う」というのが大事で、自分はリモートワーク(リモートチーム)に慣れていないからこう思い、慣れていたら思わないのかもしれない。

リモートチームでうまくいくで、著者の倉貫さん4は、「東京に住む社員も、地方に住む社員も同じ給与水準」と書いている。発注者側からすると、「地方の人件費安い人」っていうメリットはなくて、だとするとのっぴきならぬ事情で発注しているかというと、そうではなくて、そもそも、仕事の受注の仕方がリモート前提だったりして、「地方にいようが都心にいようが発注者側からするとニアショア(リモート)」で、そもそも発注側はそれを知ったうえで仕事をお願いしてきているので、そのあたりがのっぴきならぬ事情になるのかと思い、ソニックガーデンは顧客と良い関係を作ることができていて、それで社員の人達もいい感じ(給料と、労働そのものについて)にできてそうで、羨ましいが、ニアショアチームに仕事を依頼する人(自分)としては、そこはそうなんだで一旦終わりにして、
「社員のリモートチームが上手くいくことの難しさ」「外注のリモートチームが上手くいくことの難しさ」
だとして、「社員のリモートチームがうまくいくノウハウは、きっと、外注のリモートチームをうまくいくノウハウ」かなと思って読んでいたら、反省ポイントや、漠然と思ってたけど、言葉にできなかったところとかがあって、「イイね」って思ったところを幾つか列挙。

  • チャットでは絵文字も使う
    こっぱずかしい思いがあり自分は使ってない。 顔も知らん、1度も会ったことない人がいたりする。フランクさは大事。

  • 情報の格差、制限の解消
    会議の議事録を記述し、公開する。 会議を誰でも傍聴できる。社外の人間もいると、ある程度制限は必要。

  • リモートチームの働く人の感情を共有する時間を作る
    「日報」でなく、「日記」をつけることで、実現。
    「日記」でなくても、感情は共有できると良い。

  • リモートワークは「信頼」を前提とする。
    メンバーとの信頼関係があること、メンバーがセルフマネジメントできること。
    セルフマネジメント能力は、ニアショアチームにもあるべき。
    だがそれは、発注側の意見で、もっと指示、命令を正しくすべき。
    両方で、いきたい。

  • 自宅のリモート用備品は会社で用意する。
    Online会議に必要な、カメラ、マイクは会社で支給。 「会社で支給」されれば勿論いいのだけど、どっちかというと、
    そこのクオリティに自分は考えが及んでいなかったので、
    もっと、コミニケーションのクオリティを上げられるように努めようと。

  • 時間ではなく、成果で評価
    ニアショアチームは、何をしているのか見えない。(これは見える化できていないからかもしれない。)
    ので成果で評価。(しかできない)

自分の状況だと、非リモートワークが基本にあり、ニアショアチームというリモートチームがちょっとイレギュラーで、「リモートは社内内製に比べ、うまくいかない」と思っていたが、リモートワークしてる側の立場を考えて仕事できてなくて、ちょっと反省。ニアショアで開発したら、プロジェクト失敗は、発注側がリモートチームがイレギュラーな状況だったのが原因だったりも少なからずあるのではなかろうかと思った5。あと、ブリッジSEの役割大事。ニアショアとか外注リモートチームの場合の、社員ー外注チームの橋渡し役(だからブリッジなのか)。

一個人としては、リモートワークする能力(働く場所を選ばない)も身に付けたい。
「どっちでもできまっせ」と言いたい。
リモートで働ければ、通常労働はできる。
一緒に働いている人がリモートに慣れてないと、「若干やりづらい」とか思われるかもだけど。

本は、私のリモートレベルが上がると、ぐっとくるポイントが変わりそうなので、
しばらく手元に置いておいてく。

[1].佐賀はWi-Fiの設置が進んでいます。 実はWi-Fi先進県!佐賀観光にはわいわいWi-Fiマップがオススメ - ジャンプ力に定評のない前田
[2]. こことかを見ていました。南国 奄美大島、フリーランスが最も働きやすい島化計画はじめました。 | THE LANCER(ザ・ランサー)
[3]. その他のメリットはこちらに書いてありました。ニアショアとは|企業がニアショアをする5つのメリット|フリエン
[4]. 知り合いくさい書き口ですが、知り合いではございません。すみません。エレキング赤さんの「さん」と同じ意味で「さん」です。
[5]. 勿論、受注側がくそだというケースもあります。害虫です。

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